オレンジページ特集
毎日の家事や通勤時間が脂肪燃焼タイムに!
「MCT」で手軽に脂肪対策
オレンジページnet編集部さんによるMCTに関する特集記事をご紹介②
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- 「ちょっとおなかまわりが気になってきた」「体脂肪率も高めだしどうしよう……」。そんな人におすすめなのが、「MCT」を取り入れること。MCTの主成分、中鎖脂肪酸は日常活動時の脂肪の燃焼を高めることが期待されています。つまり、MCTをとり入れた生活をすると、毎日の家事や通勤時間が脂肪燃焼タイムになるかも!
INDEX
•洗濯、皿洗い、買い物、通勤……いつもの何気ない活動が「脂肪燃焼タイム」に!
•試験では、BMIが高めの方の脂肪の燃焼が増加!
•いつもの料理にかけるだけだから、続けやすい! -
洗濯、皿洗い、買い物、通勤……いつもの
何気ない活動が「脂肪燃焼タイム」に!
- 最先端の予防医学に詳しい中村康宏先生によると、脂肪はそのままではエネルギーとして消費されず、脂肪酸に分解されて、リンパ管や静脈を通り体内の筋肉や肝臓に存在するミトコンドリアに運ばれて初めてエネルギーとして消費されます。「ミトコンドリアはエネルギーを産生する発電所みたいなところ。その発電所に脂肪酸が運ばれてエネルギーとして消費される=脂肪燃焼というイメージです。」
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- 「『長鎖脂肪酸』はその名前のとおり、長い鎖のような構造のため、消化吸収の過程で非常に時間がかかってしまいます。そのため、どうしてもエネルギー源としては後回しになってしまい、摂りすぎると体に貯蔵されやすい傾向に。一方、『中鎖脂肪酸』は鎖が短いため、消化吸収が早いという特徴が。吸収が早いのですぐにエネルギー源として消費されるところが『長鎖脂肪酸』との大きな違いです。
消化吸収が早く、すぐにエネルギー源として消費されることで知られるMCTの主成分「中鎖脂肪酸」は、日常活動時の脂肪の燃焼を高める作用があるようです。日々の食事にかけて摂取することで、家事や買い物、通勤など何気ない日常活動の時間を脂肪燃焼時間に変えてくれるのです。
ランニングなどの有酸素運動で脂肪が燃焼することは知られていますが、なぜMCTを摂取することで、日常活動時の脂肪燃焼が高まるのでしょうか? 「人間にはエネルギーをつくり出すうえで、2つの燃焼回路が備わっています。1つは糖質をエネルギー源とする〈糖燃焼回路〉、もう1つは摂取した脂質や体内に蓄積された脂肪を含む脂質をエネルギー源とする〈脂肪燃焼回路〉です。
基本的には〈糖燃焼回路〉が優位で、優先順位が低い脂質・脂肪は体内にたまる傾向にあります。MCTの主成分「中鎖脂肪酸」は消化が早いのですぐに筋肉や肝臓に運ばれて、エネルギー源となり、ケトン体をつくり出します。そのケトン体が、たまっている脂肪の分解、燃焼を高めてくれるうえに、〈糖燃焼回路〉と〈脂肪燃焼回路〉をハイブリッドで動かしてくれます。2つの回路が同時に働くことで、エネルギーを効率よくつくり出せるようになって、脂肪を燃焼しやすい体質になるのです。」 -
試験では、BMIが高めの方の脂肪の燃焼が増加!
- 「中鎖脂肪酸」1.6gを4週間摂取した後に2.6METs※1の強度の活動をした30人と、「中鎖脂肪酸」を摂取せず2.6METs※1の強度の活動をした30人とを比較測定した結果、「中鎖脂肪酸」を摂取したグループのほうが、脂肪燃焼が増加したという検査結果があります。「MCTオイル」の場合、一日小さじ1/2程度で中鎖脂肪酸を1.6gとることができます。
※1 METsとは運動を行った際のエネルギー消費量が、安静時の代謝量の何倍になるかを表した数値。
出典:S Tsujino, et al, Jpn Pharmacol Ther, 51(8), 1175(2023)より改変
届出で採択した研究論文の中からデータの一例を示した。 -
いつもの料理にかけるだけだから、
続けやすい!
- 料理に小さじ1/2かけるだけと、毎日の生活に取り入れやすい「MCT」。「MCT」で構成された「MCTオイル」なら、多くは無味無臭なので、サラダやドリンク、ヨーグルト、スープ、肉料理、パスタ、おにぎりなど、どんな食事にも合わせやすく、続けやすいのがポイントです。体脂肪が気になるBMIが高めの方には特におすすめで、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。
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<スタッフ紹介・クレジット>
- 教えてくれたのは……
中村康宏先生
関西医科大学卒業。内科医・消化器内科医として勤務後、米国医師免許試験に合格し、アメリカ・ニューヨークへ留学。公衆衛生学修士号を修得し、パーソナルトレーナ・栄養士資格を取得。帰国後、日本初のアメリカ抗加齢学会施設認定を受けた「虎ノ門中村クリニック(現:一般社団法人 虎ノ門中村クリニック 神谷町院)」を開業し院長を務める。
監修/中村康宏 イラスト/松元まり子 構成・文/佐々木紀子 -