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研究レポート

スポーツと「MCT」

フルマラソンをしたときに消費されるエネルギー量は2,500キロカロリーと言われています。運動時のエネルギー源としては「糖質」が知られていますが、実は体内に準備されている糖質の量は約2,000キロカロリー。糖質だけではフルマラソンの必要エネルギーに足りません。
そこで登場するのが「脂質」です。脂質の体内貯蔵エネルギーは何と約100,000キロカロリー。持久的な運動のパフォーマンスを向上させようとする場合には、エネルギー源としての「脂質」を利用しやすくするようなからだづくりが重要となるわけです。実際、持久的運動によるトレーニングの効果として、筋肉での脂質利用が高まることで糖質の利用が節約されることが知られています。

研究レポート

MCTを続けて摂ることで、
持久的な運動でもより疲れにくく、より長く活動できる

すばやくエネルギーになるMCTですが、例えばマラソンやサイクリングのような持久的な運動における効果としては、こんなこともわかってきています。
MCT、もしくは一般的な油(LCT)を含む食品を2週間摂取した後に、自転車をこぎ続ける器械(エルゴメーター)による運動の試験を行いました。その結果、MCTを摂った時のほうが一般的な油を摂った時に比べて、「中強度」(息が上がらない程度の)運動では血中乳酸濃度は低く、引き続いての「高強度」(息が上がってしまうような)運動では、より長く運動できることが確かめられたのです。
これは、MCTを習慣的に摂ることによって、運動中のエネルギー源として「脂質」を利用しやすくなる変化が体内に生じていて、これが終盤、ラストスパートまでの「糖質」温存につながったのではないかと推測されます。

 

MCTはミトコンドリアの活性を高める

ミトコンドリアをご存知でしょうか?「理科の授業で聞いたことはある」という方が多いかもしれませんね。実はこのミトコンドリア、細胞の中で酸素を使ってエネルギーを作り出す、いわば有酸素運動の際の発電所のような働きがあります。ミトコンドリアは脂肪酸を取り込んでエネルギーに換える働きがあるため、脂肪酸の利用を高める上で重要な役割を担っています。中鎖脂肪酸を継続摂取したマウスの骨格筋では、ミトコンドリアの量と相関があるとされる酵素活性(クエン酸合成酵素はそのうちの一つ)が上がっており、これが持久的運動のパフォーマンス向上に役立っている可能性があります。

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